こんにちは。山梨移住暮らしの廣瀬です。(@takuyamanashi)
30歳まで埼玉県民でしたが、2020年4月に山梨県に移住してきました。
この記事を読んでくれているあなたは、山梨での移住生活に興味を持っていると思います。
現在の住まいは、賃貸ですか?それともすでに持ち家ですか?
では、山梨に移住後に想像しているのは、どんな生活ですか?
いろんなエリアに住んでみる賃貸暮らしですか?
駅前のマンション暮らしですか?
それとも、広い庭付きの戸建て住宅ですか?
今の段階ではそんな具体的にイメージできていない方も多いと思います。
そこで今回は、山梨県移住者のぼくの主観で「賃貸vs持ち家」を考えていきます。
マンションと戸建ても比較していくので、そこも参考にしてみてください!
※筆者の結婚後の住環境遍歴※
- 持ち家マンション(相続)
- 賃貸マンション
- 持ち家戸建て(注文住宅)
山梨県移住者としては断然!注文住宅推し
結論、ぼくは持ち家推しです。家を建てたくて山梨移住したようなものなんです。
妻の両親と二世帯住宅にするために妻の実家を取り壊し、新たに2階建てで注文住宅を建てました。
山梨県の静岡よりに位置している、富士川町での田舎暮らしをたのしんでいます。
具体的には、
義両親が代々やっている畑や田んぼで農作を手伝ったり、自分で食べたい野菜を育てたり。
土地が広く近所とも距離があるので、庭でBBQや焚き火をしたり。
家を建てるなんて人生で1度きりだと思ったので、キッチンや家具にこだわったので「おうち時間」も充実しています。
そのおかげで、料理も少しするようになりました。特にパスタづくりが好きで、畑の採れたて野菜を調理することもあります。
持ち家という点では、注文住宅でなくても同じことができますが、
「こんな暮らしがしたい」を形にした注文住宅ならではの充実感を感じることも確かです。
マンション・建売住宅にはない良さがあるんです。
しかも首都圏と比べて山梨は土地が安いメリットは絶大です。
同じ予算で家を建てるとしたときに
- 家を大きく広くする
- 家具や内装にこだわる
- 外構(庭)にお金をかける
- 耐震性など機能性を充実させる
こんなことも考えられます。
首都圏で土地取得から注文住宅を立てる金額を山梨で使ったら、豪邸が建ちますよ。
書斎をつくれるほど広い自宅でテレワーク、なんていうのも時代的かもしれませんね!
逆に、山梨価格では首都圏で家を建てることは、むずかしいのかもしれません。。。
さらに山梨県全体で行われている定住支援により、固定資産税や住宅ローン金利の優遇を受けることができます。
ぼくの住む富士川町では、固定資産税相当額の補助を5年間受けることができます。
固定資産税相当額というのがポイントで、住宅規模によっては一律○○万円よりもお得になるんですよね。
このあたりは、別の記事で解説ができればと思っています。
持ち家マンションは資産性を感じた
冒頭に、ぼくの住環境遍歴をまとめていますが、結婚前は埼玉の持ち家マンションに住んでいました。
※相続でもともと実家だった場所に住み続けたので、買ったわけではありません
持ち家マンションに住んでいた+相続して感じたメリットは、
相続時に資産として残ったのは非常に大きい
ということでした。
実際に売却した金額は、購入時の金額から数百万円しか変わりませんでした。
やはりマンションというのは、首都圏で家を持つ最有力の選択肢と言えますね。
マンションの立地・設備・周辺環境といった、さまざまな条件にマッチする買い手が現れるかが重要ですが、需要と供給という点ではバランスが良いのではないでしょうか。
ただ、注意しなくてはいけない点としては、設備の老朽化による負担の有無です。
機械式駐車場を導入しているマンションが多いですが、やはり機械は経年劣化するもの。
数十年に一度、大きな改修が入ります。
入居者が毎月支払っている修繕積立金を活用することになりますが、そもそもマンションの駐車場は抽選になっていることも多く、ハズレた人は外に駐車場を借りています。
使えていないマンション設備のために、修繕積立金を支払うのはなんだかやるせない気持ちでした。
父は毎月こんな気持ちだったのかなと、自分が支払うようになって初めて感じた瞬間でした。
まぁ、管理会社がいろいろなメンテナンスをしてくれるので必要経費ではありますが、家を持つというのはメンテンスも考えないと行けないということですね。
自由で身軽なのは賃貸住宅
賃貸住宅の最大のメリットは、家賃+諸費用のほかに負担するものが少ない点ですね。
それ以外ではこのあたりでしょうか。
- 住宅メンテナンス不要
- 家族の増減で引っ越し可能
- 引っ越しで家賃のコントロールができる
良いですよね。
家購入は、基本的には毎月同額のローン返済があるわけなので、家賃の上げ下げは賃貸の強みです。
では、これが山梨県に移住して生活するときにメリットになるのか?
これが本ブログで紹介する内容としては重要なところです。
メリットを活かせるか?を考える
賃貸物件のメリットを一言で表すとすれば身軽さでしょう。
では、その身軽さが活きるタイミングが何回あるか?これが重要ですね。
- 家族が増える→結婚・出産・ペット迎え入れなど
- 家族が減る→子どもの自立・単身赴任など
- 家賃を下げたい→収入減など
こうやって見てみると、機会は多くないかもしれません。
ご自身が勤め先を変える・転勤の可能性がなければ、身軽でいる必要はないかもしれません。
子どもが成長すれば学校に通うようになり、引っ越す機会も減るでしょう。
逆に、子どもが自立するときは自分は何歳になっているか?
そのタイミングで、
「よし!引っ越しして新しい生活をはじめようか」
となるでしょうか。
ぼくは賃貸のメリットを活かせそうにない。
腰を据えて生活基盤を整えていきたい。
できるだけ若いうちにローンを完済したい。そう思ったので持ち家派になりました。
山梨でマンションはどうなの?
持ち家派の意見はわかったけど、マンション・戸建てはどっちがいいんだ?
この疑問にも、ぼくなりの答えがあります。なんせ、マンション・戸建てのどちらにも住みましたので。
結論、山梨で生活するにはマンションのメリットを活かすのはむずかしいです。
これはクルマ社会が大きく関係しています。
- クルマは一人一台
- 駐車スペースの確保
- 交換したタイヤの保管
首都圏に住んでいる感覚だと、会社もスーパーも美容室も駅チカにあるイメージだと思います。
クルマ社会だと、むしと逆で国道沿いなどの大きな道に面している場所に固まってきます。
公共交通機関の存続のために啓発ポスターがあるぐらい、山梨ではクルマ移動です。
ということは、その行き先にあまり人が集まらない=出店しづらいということが言えるかもしれません。
首都圏と真逆の考え方なので要注意。
出典:甲府市HP
そうして駅チカに住む必要性が低いため、駅周辺の限られた土地のマンションは魅力減。
駐車場も必要になるので、広い間取りのマンションは郊外に多い傾向がある。
そうなると、賃貸の戸建て住宅という別の選択肢も出てくる。
もしくは、10万弱の家賃を払うぐらいなら家を建てようか。
こうして、山梨に住む人は、自分の家を持つんですね。
戸建て賃貸でお試しもアリ
首都圏住まいが長い方は、マンション・アパートなどの集合住宅の経験のほうが多いと思います。
戸建てに住んだことがなければ、なかなか生活のイメージ自体湧きませんよね。
そこで、移住を考えている今、戸建ての賃貸住宅に住んでみるのはどうでしょうか?
出典:Vivit Base
「もしも家を建てるなら2階建てがいい」
そうお考えなら、2階建ての生活を体験することを強くおすすめします。
収納や生活動線など、1フロアだったマンション生活とはガラッと変わりますよ。
ちなみに、先ほどご紹介したサイトは、戸建て以外の住宅も充実しています。
しかも、山梨県内で屈指のオシャレ住宅が多いんです。
持ち家は負動産論…それだけではない!
ぼくはよくYouTubeでお金の勉強をするんですが、あなたはどうですか?
お金の勉強をしていると、買ってはいけないものに持ち家が含まれていることが多いです。
簡単に言うと、住む場所に縛られてしまい、人生の選択肢が狭まってしまう。
こう解説されています。
これについて、ぼくは非常に共感しました。
ぼくは、山梨移住直後に就職した会社を、異動がイヤで辞めています。
住宅ローンを背負っている現在、大きなお金を投資するチャレンジはむずかしいです。
富士山が噴火するかもしれません。
でも、今とてもしあわせに生きています。
ぼくの現在の考えはこうです(この先変わったらそのときは報告します)
拠点を設けることで「ここで幸せになるには?」という絶対条件を持つことができる
人間は完全に自由よりも、制約があるほうが工夫が生まれるんじゃないか?
その工夫の過程がおもしろいのではないか?
「ガンガンいこうぜ」よりも「いのちだいじに」
「人生燃え尽きるまでやるぜ」よりも「ゆるりとしあわせに」
そんなことを考えて、今は持ち家でしあわせに暮らしています。
移住目的に合わせて優先順位を決めよう
ここまでのまとめです。
- 筆者は注文住宅の持ち家派。山梨県内でも田舎エリアで農業かじって楽しんでいる
- 賃貸は圧倒的に自由!
- 山梨でマンションのメリットは少ない
- 戸建て賃貸で体験がオススメ
- 拠点を設けることで「ここで幸せになるには?」という絶対条件を持つことができる
なにが幸せかは、もちろん個人や家族のあり方でさまざまです。
移住の目的もさまざまですから、なにが大事なのか?優先順位をしっかり決めて住居選びをしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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では、また。