【体験談】移住先の町、富士川町

こんにちは。山梨移住暮らし案内人の廣瀬です。30歳のときに埼玉県から山梨県甲府市に移住してきました。その後、家を建てるために31歳で山梨県南巨摩郡富士川町に移住しました。

本記事では、移住者であるぼくが住む富士川町について紹介しています。

地方移住を検討している方は、まずはどの道府県に移住するかを考えていると思います。そして、移住先の道府県が決まったら、次に考えるのはどこの市町村に住むか?です。ゆかりがある土地であれば悩まずに決めることができても、初めて行く土地であれば判断に悩むこともあるでしょう。

そこで、実際に山梨県に移住して富士川町に住んでいるぼくが、移住者目線で見た富士川町の魅力をお伝えします。日々の生活で感じることは、住んでみないと分からないものです。この記事が、あなたの移住先選びに参考になれば幸いです。

富士川町民になりました

ぼくは2020年12月に、山梨県の富士川町民になりました。もともと、妻の実家を2世帯住宅に建て替える計画で山梨移住をしているので、移住先の市町村選びイベントは体験していません。が、もちろん富士川町という町が気に入り、『ここに一生住んでも良いな』と思えたからこそ、移住の決心がついたと言えます。地方移住の理由はさまざまかと思いますが、その土地が好きになったから、という方も多いのではないでしょうか。

そこで、ぼくが富士川町に移住した経験をもとに、

  • 移住前に感じたこと・考えたこと
  • 実際に住んで感じたこと

これらを紹介させていただきます。

富士川町ってどんな町?

山梨県南巨摩郡富士川町の所在地

ぼくが住む富士川町は、甲府盆地の南西部に位置し、静岡寄りの場所にあります。一級河川の富士川に沿って集落が発達し、舟運を中心とした物資の往来で栄えた歴史があるようです。今でも、甲府や静岡・長野方面にアクセスがしやすく、交通の便が非常にいい町です。中部横断自動車道の増穂ICがあり、そこから東京・長野・静岡方面のすべてにアクセスが可能です。また、中央自動車道の甲府南ICには、車でおおよそ25分でアクセス可能なため、移住元の埼玉に帰るときも助かります。

画像を見ていただくと一目瞭然ですが、平地はごくわずかです。この限られた平地に、下記でご紹介するお店がコンパクトにまとまっています。

日々の買い物は県内の有名スーパーのチェーン店、『オギノ』と『サンマルシェ』の2店舗があるため困りません。新鮮な鮮魚を扱う『村田屋』や肉屋の『ミート高橋』、県内外の日本酒を取り扱う『矢崎酒店』など個性的な個人店もあります。ほかには、ホームセンターやダイソー、シャトレーゼやマクドナルド、飲食店も多々あるため外食もそこそこイケます。24時間営業のジムもあるなど、かなり生活レベルは高いと感じます。

こんなに便利な町ですが、町内の約81%が森林なので緑豊かな環境です。実際に、四方どこを見ても山があり、観光名所になる桜がキレイな公園や、トレッキングができる渓谷やキャンプが楽しめる公園があり、自然を楽しむにはもってこいの町でもあります。農業にチャレンジしたい方の相談窓口があったり、棚田オーナー制度で都市住民と農家の交流の場を提供し、耕作を継続していく活動もしています。

良いとこどりの富士川町

実際に住み始めてから1年弱、これからもっと町のことを知っていきたいと思いますが、もうすでに富士川町は『良いとこどり』の町だと感じています。前段でお話したように自然は豊かなのに、買い物や外食は困らない。道の駅 富士川を始め、交通の要所としての機能もある。甲府駅まで車で約40分・イオンモール甲府昭和店まで約30分と、都市部へのアクセスも抜群にいいのは大きいです。

移住検討する上で重要ポイントは人それぞれ異なると思いますが、自分が移住を検討したときに『響いたポイント』としては3つでした。

  1. 自然が豊かで『山梨感』がある
  2. 交通・アクセスがいい
  3. 小中学校が近い

せっかく山梨に移住するのであれば、自然に触れ合える環境が良いなと思っていました。埼玉から移住するぼくとしては「自然を求めないなら埼玉に住んでいる方がいい」と思っていたので、自然豊かな田舎に移住することに価値がありました。加えて、交通・アクセスが絶望的に不便・時間がかかるのはストレスになると考えていましたが、この点も富士川町は問題なし。しかも、住居から小学校と中学校が比較的近いのも良い点でした。

案内人
ほどよい田舎って結構難しいんですよね!

山梨に限らない話だと思いますが、地方の市町村は合併が進み、それに伴い小中学校・高校は統廃合が進んでいます。住所としては同じ町内に学校があったとしても、子供が通うことを考えると隣町、なんてことも起きると思います。高校生まで成長すれば通学の選択肢も広がりますが、小学生のうちはそうもいきません。ぼくにとっては子育てはまだ将来的な話ですが、それでも移住前に考えておいて損はないと思います。車移動が基本の社会では、塾に通わすのに送り迎えをしている光景は当たり前です。教育は切り離せない重要な要素だと思いますので、地方移住を検討している方は教育機関にも目を向けて見てください。

お越しください、富士川町

さて、ここまで観光情報などはほとんどなしで、実生活の利便性などの『生活感』あふれた話をさせていただきました。もちろん、ステキな観光地もたくさんあります。ダイヤモンド富士が見えるのも、富士川町のステキポイントです。ただ、やはり長く住む場所を決めるには、実際の生活がどうなるのか想像できないと難しいですよね。

移住検討しているあなたが、普段よく利用する店や施設はどんなところですか?

それは移住検討先でも絶対にないといけないものですか?

移住検討先でも叶えることができそうですか?

富士川町は程よい田舎でありながら、町内でほとんどのことが完結できる場所でもあります。ぼく自身、非常に住みやすさを感じていますし是非オススメしたい場所です。少しでも気になった方がいれば、一度遊びに来ていただきたいですね。山梨観光のついでに是非。

ご感想・ご質問などございましたら、気軽にコメントいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。