地方移住と一言で言っても、
Uターンか?
それ以外か?
これでも転職活動の難易度が変わってきます。
そこで今回は、ぼく自身がIターン移住+転職をした経験をもとに、地方転職のむずかしさをお伝えします。
転職活動の経験がない方はもちろん、経験者の方も地方転職は一味違うと感じてもらえる内容になっています。
働きたい企業は見つかる?情報収集のむずかしさ
ぼくが一番苦労したのが転職先の情報収集でした。
Iターン移住のため縁故採用は不可能に近いため、主な情報源は以下の3つ。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
過去に首都圏で転職活動をした経験はありましたが、実際に情報収集を始めると地方転職のむずかしさを痛感することになります。
首都圏の転職活動と全然違う!求人情報が少なすぎる
地方転職でぶつかる壁は「情報の少なさ」ではないでしょうか?
実際にぼくも山梨県内の転職情報の少なさに驚き、転職活動のむずかしさを感じました。
転職サイト・転職エージェントの両方を使って転職活動をしましたが、そもそもの求人数が少ない。
そのため、初期段階では業種・職種を絞らずに、移住先にはどんな業種・職種の求人が多いのか?
まずは全体感を把握することをオススメします。
希望条件についても考え方を少し変えて、
- 首都圏転職:希望条件を満たしている企業の中から絞り込む
- 地方転職:自身の希望条件に一番近しい企業を選ぶ
こういった意識にマインドチェンジが必要です。
参考記事はこちら
「山梨県に移住したいけど仕事探しがむずかしい」と悩んでしまう人は多いです。私は2020年に山梨移住しましたが、一番苦労したのが転職活動で求人情報を探すことでした。 山梨県は首都圏と比較して求人数が少ないだけでなく給与水準が低い傾向にあ[…]
山梨移住を考える人の一番のハードルは仕事探しでは無いでしょうか。 山梨転職が首都圏と一番異なるのは転職サイトが機能しないことです。多くの転職サイトが「使いづらい」というのが現状です。 私は元人事職の経験を活かし、移住前に東証一部企業[…]
働いている人の生の声を聞けない
山梨県内の気になる企業を見つけてからも情報収集に苦労しました。
例えば、
- Iターン移住だから友人知人が働いているパターンがゼロ
- 山梨県企業についての情報源は妻とその知人ぐらい
- 口コミサイトは山梨県企業への投稿数自体少ない or 無い
多拠点を構えるような大手・県外にも名が知られているような企業以外は、口コミサイトで情報収集をするのは厳しいと思ったほうがいいかも知れません。
こういった意味でも、首都圏転職とは考え方を変える必要がありますね。
口コミサイトは転職活動の重要な情報源。
しかし、口コミサイト運営会社としては地方ではビジネスが広がりにくい。。。
非常にもどかしいですね。
相談できる人はいる?メンタル的にキツイ
ここまで情報収集のむずかしさをお伝えしてきました。
ところで、あなたには移住や転職について相談できる人はいますか?
地方移住が注目され移住者が増えているとはいえ、身近に経験者がいることは珍しいと思います。
また、運良く移住経験者が身近にいたとしても、地域差が大きいため相談を受ける側もアドバイスがむずかしいんです。
転職・居住環境・子育て環境などなど、ライフスタイルによって悩みはさまざま。
そんなさまざまな悩みに、親身に相談に乗ってくれる人がいてくれると心強いと思いませんか?
下記に、移住相談窓口を記載しておきますので、参考にしてみてください。
相談することで考えが整理できるなど、メリットもたくさん
こんにちは。山梨移住暮らしの廣瀬です。(@takuyamanashi) 2020年4月に山梨県に移住してきた元埼玉県民です。 自分自身が山梨県に移住した経験をもとに、 山梨(地方)移住のノウハウ 地方転職を成功さ[…]
↓移住相談はこちら↓
TEL:03-6273-4401/営業時間 :10:00〜18:00/火〜日曜(定休: 月・祝)
https://www.furusatokaiki.net/consultation/
現職との両立がむずかしい?時間確保のむずかしさ
情報収集が一段落すれば、いざ実際に転職活動開始です!
転職活動の大まかな流れとしては5ステップ。
- 書類選考
- 一次面接(場合によっては複数回)
- 適性検査(企業によっては無し)
- 最終面接
- 内定
コロナ対策や移住希望ということを踏まえて、ステップ3まではオンライン対応、最終面接は対面実施という企業が多くなっています。
ぼく自身の転職活動を紹介すると、選考を受けたのは2社で面接回数は合計5回でした。
選考企業の本社が東京だったこともあり、東京都内で4回+山梨で1回実施という内訳です(オンライン無し)
面接は基本的に平日に実施する企業が大半のためぼくは、下記のように時間を確保。
- 半休2回→面接後に出勤
- 全休1回→山梨日帰り
- 就業中1回→営業ついでに面接
就業中についてはあまり大きな声で言えませんが、働き方次第では不可能ではないですよね。
(もちろんその分は別の時間に補填が必要です)
対面で面接する場合には、面接時間+移動時間の確保が必要になるため全休取得が必要になるケースが多いと思います。
オンライン面接でも、通信環境がよく静かで集中できる場所の確保が必要になります。
面接実施など転職活動を本格化させる時期と、現職の繁忙期をズラすなど対策が必要になります。
転職活動にお金がかかる?移動回数増=経費増
情報収集→時間確保ときたら、最後には金銭面を考えておきましょう。
現地入りするには交通費が必要になりますよね。
移住先によって経費は大きく変わりますが、例えば山梨県移住なら
新宿駅〜甲府駅の移動に
- 特急料金:片道¥3,890
- 高速バス:片道¥2,200
これらの金額がかかってきます。
転職活動で現地入りする必要がある場合は、同時に転居先内見など+αの活動をすることで、全体の経費を圧縮できるかもしれません。
仕事探しが移住の最難関
最後は少し個人的な考えを述べて終わりたいと思います。
人間誰しも仕事をするために生きている訳ではありませんが、生活基盤を築くためにお金を稼ぐことは重要です。
ぼくを含め多くの方はサラリーマンとして生計を立てていると思います。
転職先によって生活が大きく変わる可能性があるんです。
現に、移住したいのに仕事が見つからず、移住に踏み切れない方を何人か知っています。
東京圏からの地方移住は、それだけ仕事探しが課題になると言うことです。
この大きな課題を現職と並行して、さらには移住計画と転職活動を進めていくのは、実は相当むずかしいこと。
ぼくは2020年4月に山梨県移住をしましたが、転職活動開始は2019年4月ごろです。
約1年かけて転職活動をしました。
自分にあった求人との出会いはタイミングもあります。
地方はその求人数自体が少ないから、地方転職を成功させることはそれだけむずかしいんです。
じゃあどうすればいいんだ?という悩みを解決していけるように、少しでも参考になる記事を増やしていけるようにがんばります。
今回は、ぼく自身がIターン移住+転職をした経験をもとに、
地方移住時の転職活動で感じたむずかしさをお伝えしてきました。
むずかしいからこそ、時間をかけてじっくりと取り組んでいきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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では、また。