【体験談】山梨移住から1年半経過。実際どうなの?

こんにちは。山梨移住暮らし案内人の廣瀬です。30歳のときに埼玉県から山梨県に移住してきました。

2020年4月、ぼくは30歳で山梨県に移住してきました。本記事を執筆しているのは2021年10月現在、移住から1年半が経過しました。

本記事では、タイトルの通り『移住生活、実際どうなの?』という部分を紹介していきます。地方移住を考えている方、山梨県が気になっている方、読んでくださっている方は様々なお考えだと思いますが、移住生活を知るうえで参考になれば幸いです。

先に結論をお伝えしますが、だいたい満足80点というところです。

ぼくの移住基本情報

本記事で紹介していく内容は、そのときの感情が多く含まれます。この記事を読んでくれているあなたに『参考になった』と感じていただくには『こういう思考の人はこう感じる』ということが客観的に伝わる事が重要だと思います。少しでもイメージしてもらうために、案内人の廣瀬の基本情報を記載します。

  • 30歳男性で山梨には1泊の旅行で数回訪れたことがあるぐらい
  • 人と相対する営業職で、移住後も営業職に従事
  • 休日は基本的に出かけたいが、アテもなくブラブラすることは苦手
  • 妻とは基本的に休日が合わない
  • 山梨に自分の友人はいないが、妻の友人やその家族との親交がある
  • 一人行動は苦にならないが、一人でアグレッシブに活動する気にはならない
  • 2020年4月に甲府市に移住→12月に富士川町にマイホーム建て引っ越し

こちらを踏まえて読みすすめていただけたらと思います。

夢が実現した1年目

コロナによるステイホームを呼びかけていた2020年4月に移住し、5月に新たな会社に入社。移住と転職を同時に経験する山梨移住暮らしがスタート。土地勘が全く無いのでGoogleマップが手放せない毎日ですが、コロナによる制約が続く日々ということもあり、生活も仕事もそれなりに慣れていきます。基本的には休日は一人で過ごすことが多いので、制約の中でも一人でできることを楽しんでいました。緑豊かな渓谷をハイキングしたり、実家の農作業を手伝ってみたり、公園を散策してみたり。3蜜を避けなければいけない生活では、山梨の豊かな自然に触れ合える環境はとても良かったです。

山梨県甲府市の昇仙峡 ハイキングできる自然豊かな渓谷

きっと誰しも環境を変えてすぐは、見るもの感じることが新鮮で飽きる暇もなく日々が過ぎていきますよね。ぼくの場合、移住した新鮮さに加えて、マイホームというライフイベントがあったことも充実感につながっていました。ただ、考えたり決めたりすることが多いので、充実感と同じぐらい疲労感を感じます。その点は、自分のペースに合わせた計画にすることをオススメします。

2年目に訪れた”飽き”

上空から見た都会

マイホームという刺激的なイベントがあった一方で、首都圏と地方の差を感じていくことになります。当たり前のことですが、山梨は首都圏ほどのコンテンツはありません。予定がない日に、とりあえず行けば暇つぶしになる的な場所が少ないです。

例えば、商業施設。埼玉に住んでいたときは、イオンでも数店舗の選択肢がありましたし、一日過ごすならイオンレイクタウン+アウトレットがありました。コストコ・ららぽーとも県内にあったので、目的に合わせて行き先を変えたりとローテーションが効きました。しかし、山梨はイオンモール甲府昭和があるのみ。ブラブラと時間を潰したい日も、買い物目的の日も行き先が同じ。行き先一か所では、どうしたって飽きがきますよね。こういったことが、コンテンツの少なさにより多発してきたのが移住2年目です。

そもそもぼくが休日を一人で過ごすから、そう感じているのかもしれません。家族や友人とだったら、もっと目的があれば楽しめているのかもしれません。そもそも山梨を貶めるつもりは全く無いので、そこだけはご理解ください。ただ、コンテンツが少ない=ベビロテになる”飽き”という感情は絶対に生まれます。

ただ、冒頭述べたように結論としては、だいたい満足80点なんです。そう感じることができたのは、飽きを味方にすることができたからです。次に解説しますね。

ちなみに、埼玉時代と山梨移住後の休日の過ごし方は、基本的に変わっていません。なので、山梨に飽きたというよりは、自分自身の休日の過ごし方に限界がきたという表現のほうが正しいかもしれません。コロナによる制約が緩和されて、観光地に行きやすくなったときは、山梨の人気スポットを回ってみたいと思います。

飽きを味方につける

休日はイオンをブラブラしたり、アテもなくドライブする生活に飽き始めてきたのが移住2年目です。とりあえず暇つぶし的な休日を過ごすことが多かったぼくですが、山梨移住していたことが転機になります。

コンテンツ=商業施設や話題になるようなスポットで考えていましたが、山梨に移住したことをもっと活かそうと考え始めました。そこでまずはキャンプをはじめました。コロナ禍でキャンプブームがきていたので全力で乗っかってみたのです。そしてこれが大正解でした。ついでに友人のすすめで渓流釣りにもチャレンジ。イメージしていた釣りとかけ離れていたので、文句をたれながらでしたが今ではいい思い出です。山梨にいたからこそ、キャンプが身近になり『やってみよう』と思えたんだと思います。

キャンプ場に張ったテント

友人に勧められた渓流釣り

また、休日に飽きを感じて始めたもう一つが『ブログ』です。そう、これです。そもそも、休日=暇つぶしってもったいない、貴重な時間を浪費していると感じました。

そこで、どうせ時間を使うならスキルアップしたい。あわよくば、誰かの役に立ちたい。そう考えた中で、自分の体験を発信できる、本ブログを立ち上げるに至りました。まだまだひよっこで、お役に立つコンテンツには遠いかもしれませんがコツコツがんばっていきます。

”飽き”というのはネガティブな感情だと思っていました。でも今は、飽きはチャンスだと思っています。現状に満足していないから飽きるわけなので、現状やっていない新しいことにチャレンジすればいいんです。飽きはチャレンジを欲している、自分からのシグナルなんです。埼玉に住み続けていたら、とりあえず話題のスポットで適当に買い物して、食事して帰ってくるという休日を過ごし続けていたかもしれません。山梨に移住しなければ、おそらくキャンプもブログも始めることはなかったと思います。

田舎暮らしは、なにもなくて暇かもしれません。なにもないからこそ、自分で現状を変えることが大切だと気付かされました。

だいたい満足80点

生活様式が大きく変わり始めた2020年から始めた山梨移住、実生活で感じたことを紹介してきました。いかがだったでしょうか。

首都圏で生活していれば、なんとなく楽しいことを探すことは可能です。たくさんのコンテンツがありますし、新たなものがどんどん生まれていきます。それは素晴らしいことですが、地方暮らしではそうはいきません。コンテンツは限られています。なにもないと感じるかもしれません。でも、なにもないの裏側はチャンスかもしれません。地方移住をすることで、新しい自分に出会えるかもしれません。

足りない20点分ですが、行動が制限されていることが理由です。もっと山梨生活は楽しむことができると思うんです。もっと山梨県内のいろんな場所に行ったり、友人を山梨に招いたりしたいですね。静岡や長野にも足を伸ばし、山梨の立地を存分に楽しみたいのが本音です。これからもっと世の中が落ち着いたら、そのときは存分に楽しんでいきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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