地方移住の転職活動 面接までに押さえる5つのこと

こんにちは。山梨移住暮らしの廣瀬です。30歳のときに埼玉県から山梨県に移住してきました。現在は妻の実家を建て替えて二世帯暮らし、サザエさんで言うところのマスオさんポジションで暮らしています。
地方移住を考えるときに悩みのタネになりやすい『転職』ですが、首都圏でする転職活動とは全く別物です。そこで、実際に山梨県移住と転職活動を並行して行った経験を元に、地方移住時の転職活動で事前に押さえておきたい5つをご紹介します。山梨での体験談をベースにしていますが、他の県においても事前に押さえておいて損はない内容になっています。
本記事があなたの転職活動の参考になれば幸いです。是非、最後までお付き合いください。

①転職面接のスケジュール確保!一日まるまる確保が必要

地方移住の転職活動で一番苦労するのが『スケジュール管理』です。面接を受けるために移住先現地に足を運ぶ必要が出てきます。

そのため、転職面接を予定するなら一日まるまるスケジュールを確保することをオススメします。
その理由を、ぼくの事例で説明します(埼玉在住時に山梨で転職面接を受けた日)

11:30 自宅出発
12:00 特急乗車
14:00 山梨到着
14:30 会社周辺到着
15:00 面接開始
16:00 面接終了
17:00 特急乗車
19:30 自宅到着
いかがでしょうか。面接1件を日帰りで行うだけでも、ほぼ一日がかりになってしまいました。ぼくの場合は東京からアクセスがいい山梨県でしたが、さらに遠方や飛行機利用になればさらに時間が必要になりますね。同時に物件を探すなど、現地でしかできないことを予定している場合も、一日+α余裕を持ったスケジュールが必要になります。
転職面接だけなら一日。他にも活動するならさらに余裕を持ったスケジュールを!

②面接当日 現地での移動手段は?

タクシーが見つからない男性

面接当日の移動手段の確保も非常に重要です。

地方は首都圏ほど公共交通機関の利便性は高くありません。本数が限られていたり、バス停の位置が遠いこともあります。タクシーもありますが、都内とは異なり、主要駅以外では駅前に待機タクシーがいないことも。空車で走っているタクシーも非常に少ないです(観光地以外ではほとんど見かけないレベル)

これらのことから移動の第一候補は車になりますが、ただでさえ交通費がかかっているので費用は抑えたいですよね。
そこで、格安レンタカーの情報をまとめていますので、こちらも是非参考にしてみてください!

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③応募方法

これは企業によって様々なので一概には言えない部分でもありますが、地方企業は首都圏よりも時間と手間がかかる傾向にあります。

まず応募方法についてですが、ハローワークにしか求人情報を出していない企業が多い傾向にあります(理由は長くなるので今回は置いておきます)
仮にハローワークにしか志望企業の求人がない場合、以下の流れで進みます。

  • ハローワーク窓口で紹介状を発行してもらう
  • 紹介状の情報を元に応募→履歴書と紹介状を郵送する手間が発生する可能性大
  • (書類選考合格なら)応募企業と直接やり取り→面接日程の調整

首都圏で転職活動する方は、転職エージェントや転職サイトを利用することが多いと思います。そういったときには発生しない手間と時間が発生することは、事前に理解しておくとストレスが軽減されると思います。
実際にぼくは、数社に履歴書と紹介状を郵送しました。履歴書を印刷して顔写真を貼る・送付状を作成する・宛名を書く・切手を用意するといった手間がかかりました。

複数の履歴書を用意

④選考リードタイム

次にリードタイムについてですが、面接回数と本社所在地を確認しておきましょう。

面接回数

複数回あると、そのたびにに時間とお金がかかってしまいますので、少ないほうがあなたの負担は少なくて済みます。志望企業が複数回面接があるからと言って「じゃあ応募しない」とはならないと思いますが、事前に現地入りの回数を把握しておけばスケジュールが立てやすくなります。

本社所在地

地場企業でない限り、本社は首都圏にあることが多いと思います。こういった場合、現地担当者と本社人事部が連携していることも多く、現地と本社のやり取りに時間がかかる可能性があることを事前に理解しておきましょう。ぼくは面接日がなかなか決まらなかったことがありましたが、本社と現地のやり取りに時間がかかった結果でした。

ここからがポイントですが、2つのことを確認した上で本社面接を相談するのもアリです。
例えば、一次面接+役員面接という企業の場合に、役員は本社に在籍していることも多いです。現在の住まいから本社に行くほうが近いのであれば、互いに移動が少なくて済むかもしれません。また、本社の雰囲気を見ることで入社後のイメージも具体的になるかもしれませんしね。

ぼくはコロナ禍ということもあり、最終面接会場を山梨支社か静岡本社で選ばせていただける機会がありました。最終面接は対面で行うことが多くなりますので、面接会場について相談してみることも検討してみてください。

⑤転職後の通勤方法と交通費

従業員駐車場の有無を確認

いよいよ最後のポイントですが、福利厚生面も事前に押さえておきましょう。

マイカー通勤の可否

基本的にはマイカー通勤になると思いますが、地方都市のオフィスなどは公共交通機関のみの場合があるようです。そうなった場合、公共交通機関事情を考慮した家探しが必要になりますので確認しておきましょう。

駐車場の有無

マイカー通勤になる場合ですが、従業員駐車場があるか確認しましょう。オフィスビルに入居している企業だと、駐車場は自身で確保する必要があるかもしれません。その場合は毎月の固定費になりますので、駐車場代を考慮して通勤方法を考えるのがベターです。

交通費の規定

マイカー通勤の場合、多くの企業が「通勤距離×○○円」と規定しています。支払い単価の見直し有無・見直し頻度など確認しましょう。最近ではガソリン価格が高騰していますので、見直しがあれば安心です。また、マイカーの燃費性能や燃料種別は交通費に直結します。

まとめ

ここまで、地方移住の転職活動 面接までに押さえる5つのことを紹介してきました。

  • 面接日はスケジュールを一日確保
  • 面接当日の現地での移動手段
  • 応募方法
  • 選考リードタイム
  • 通勤方法と交通費

首都圏での転職活動とは勝手が違うことも多いため、いざ面接日直前や当日に困ることがないないように事前準備をしておきましょう。
この記事があなたの地方移住、転職活動の参考になれば幸いです。

また、ぼく自身の転職活動体験談も参考にしてみてください!
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