山梨の転職事情|求人情報まとめ

こんにちは。山梨移住暮らし案内人の廣瀬です。(@takuyamanashi

30歳のときに埼玉県から山梨県に移住してきました。

この記事では、2021年10月29日に山梨労働局が発表した『山梨県の労働市場の動き(令和3年9月分)』を元に情報をまとめています。

  • 山梨県内の求人情報を知りたい
  • 移住・転職を検討している

という人に向けた記事になっています。

山梨の求人状況

山梨県企業ですが、製造業が盛んなことが特徴と言えます。下記のグラフをご覧ください。

こちらは、山梨労働局が発表した『山梨県の労働市場の動き(令和3年9月分)』を集計したものです。

厚生労働省 山梨労働局では、県内の公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況 をとりまとめ、求人倍率などの指標を作成し、「山梨県の労働市場の動き」として毎月公表しています。

 

新規求人数6,166人を産業別に見てみましょう。上位3業種は下記のようになっています。
令和3年9月の山梨県の産業別求人数のグラフ
  1. 医療・福祉
  2. 製造業
  3. サービス業(他に分類されない)

1位の医療・福祉は括りが大きいことを考慮すると、2位の製造業における求人数が目立ちます。ただし、一口に『製造業』と言っても、馴染みがない方からするとイメージが湧かないと思います。次章で製造業を詳しく分析したグラフを載せておりますので、そちらもご覧ください。(ちなみに、山梨県は健康寿命が全国トップクラスのため、社会福祉・介護事業の需要が高水準なことも注目ポイントではあります)

移住を検討している方の多くは、同時に転職も検討していると思います。産業別の求人数は、転職を検討する際にも参考になりますよね。求人状況は毎月変わっていくものなので、最新の情報が知りたい方は下記も参考にしてください。

山梨労働局 労働市場の動き

ぼくは、移住前の転職活動で職種(営業職)しか絞らずに情報を集めていたため、なかなかコレだ!という求人に出会えませんでした。今回、改めて情報を見てみて、業種を絞ったほうが求人が探しやすいなと感じました。すでに転職活動中の方も、これからの方も、業種割合=求人母数の差と考えていただけると分かりやすいと思います。

山梨は製造業が盛ん

令和3年9月時点の求人数が第2位の製造業ですが、その内訳はさまざまです。下図をご覧ください。

令和3年9月の山梨県 製造業の種別求人数のグラフ

今回取り上げている令和3年9月の情報では、製造業の中でも食料品製造業が特に求人数が多い結果となっています。食にまつわる仕事がしたい方にとっては、良い求人が多くなっている可能性があります。食料品は大型な製造工場を持っている企業も多いため、さまざまなポジションを募集している可能性も高いだけでなく、事業拡大があればさらにチャンスが広がるかもしれませんね。

また、工業系製造業はグラフの分類では一つ一つが少なく見えますが、合計すると774名の求人が出されています。それぞれの分野に世界や日本でトップシェアを誇るような、有名な企業が多くあります。

今回はよりイメージを持っていただきやすいよう、食料品製造業の有名企業を3つご紹介させていただきます。

山梨の食料品製造業

山梨県の食品関係企業 はくばくのHP画像

出典:はくばく -The kokumotsu Company-

米や小麦、粟など穀物を原材料としたさまざまな製品を製造・販売する会社

サッカーJ2ヴァンフォーレ甲府を始め、山梨県内のスポーツ支援をするなど山梨を代表する企業

 

山梨県の食品関係企業 シャトレーゼHP画像

出典:シャトレーゼ

洋菓子・和菓子・アイスクリーム・パン・飲料の製造・販売をする会社

全国に工場直売店を持つなど、成長著しい企業

 

山梨県の食品関係企業 サンキムラヤHP画像

出典:株式会社サンキムラヤ TOPページ

山崎製パングループの製造工場を営む会社

食パン・菓子パン・弁当・おにぎりなどを製造する

 

はくばく社は、2021年7月に富士吉田市に子会社が稼働開始しました。シャトレーゼ社はテレビで特集され露出度アップ。高級路線の『YATSUDOKI』を拡大するなど好調な印象です。サンキムラヤ社は山崎製パン100%出資の関係会社として甲府市で製造を行っています。今回は3つの企業を紹介しましたが、他にも有名企業がたくさんある山梨県。分類上は別れていますが『飲料・たばこ・飼料製造業』に含まれるミネラルウォーター製造においては、出荷額全国1位を誇っています。他に、ワイン・日本酒・ウイスキーなど、日本を代表する銘柄があります。もちろん、日本ワインの生産量でも1位を誇っています。

地域密着の企業で働きながらも、日本中に届ける製品に携われる楽しみがありそうですね。地元山梨の方が多く働いている割合が高い会社であれば、移住後の生活についてもアドバイスがもらいやすいかもしれませんね。

まとめ

令和3年9月の求人数から、山梨県の産業を見てきました。

  • 山梨県は製造業が盛ん
  • その中でも食料品製造業が求人数トップ
  • 山梨発!全国で馴染みある商品を製造している企業が多数

山梨県の自然の豊かさや、そこで生まれる新鮮な天然水を活かせる食料品製造業が多くあります。また、精密機械を製造するにも純度が高い水が必要なことも、山梨県に製造業が多く進出している要素の一つです。技術者から未経験者まで、さまざまなポジションの募集があることも特徴ですね。

山梨移住を検討している方、転職を考えている方に、少しでも参考になれば幸いです。また、ぼく自身の転職体験談もありますので、こちらもどうぞ。

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